下記の建物を例に、操作を説明します。
建物が特定の位置に落とす影の合計時間(日影チャート)を計算したい [文書番号 : DRA00852] 概要
確認申請の際、計画中の建物が特定の点に落とす影の合計時間の計算を求められる事があります。 「日影チャート」コマンドを使うと、影の合計時間を計算する事ができます。 「日影チャート」コマンドの使用方法の説明です。 解説
下記の建物を例に、操作を説明します。 操作
(手順1)日影チャートの計算ポイントとなる「点」を入力します。
等時間日影図の計算結果と日影チャートの計算結果が異なる場合は、点の高さを確認してください。 (例:等時間計算結果で規定の日影時間をクリアしているはずの点が、日影チャートの計算結果ではオーバーした。等) 日影チャートの座標値は、左から順にX座標・Y座標・Z座標の順に書かれています。 Z座標が0の場合は、日影チャートの計算ポイントが0mという事なので、測定面高さを設定した等時間線とは計算結果が異なってきます。 計算実行前に立面表示に切り替えて点の位置を確認したり、「距離測定」コマンドで点のZ座標を確認したりして、等時間日影図の測定面と同じ高さに点が置かれていなければ、点を測定面高さまで移動してください。 点の移動は、「移動(3D)」コマンドの他に、「図形のプロパティ」コマンドの[属性]タブ内、【高さ】の値を直接入力する事でも行えます。 補足
点の画面表示サイズは、「環境設定」コマンドで調整する事ができます。 「環境設定」コマンド[表示]タブにある『点を印刷サイズで表示』のチェックをONにします。 (初期状態はチェックがOFFです。) 次に[印刷]タブの『点サイズ』『点タイプ』で点のサイズと形状を変更します。 初期状態では『点サイズ』は2.5mm、『点タイプ』は「点」になっています。 「点」のままでは、表示を大きくする事ができません。 『点タイプ』は他に十字(十)~塗り三角(▲)まで12種類あるので、点タイプを変更する事でわかりやすい形や大きさに変える事ができます。 説明の図では、『点サイズ』を3mm、『点タイプ』を「円と十字」に変更しています。 注意
点を印刷したい時は印刷の実行前に「印刷の設定」コマンド内【点を印刷】のチェックをONにしてください。
初期状態ではチェックがOFFになっています。OFFのままでは点が印刷されませんのでご注意ください。 文書情報
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