【仕様】
1)鉛直荷重時の長期軸力(NL)には「G+P+α2・S」を用いています。※1
2)地震荷重時の変動軸力(Ne)の地震力計算用のKには「α3・S」を用いています。
3)強度指標(C値)計算時の『総重量:その階より上階の建物全重量(ΣW)』に用いる
各階の節点重量、層重量(Wi)には「G+P+α3・S」を用いています。※2
計算結果は下記の出力項目で確認できます。
【グラフィック出力項目】
9.4.2 柱軸力 ・・・ 1)、2)の指定を考慮します。
9.4.6 各層節点重量の内訳 ・・・ 3)の指定を考慮します。
9.5 層重量、床面積 ・・・ 3)の指定を考慮します。
10.1 保有性能基本指標(正加力時) ・・・ 1)、2)の指定を考慮します。
10.2 2次診断グルーピングの結果 ・・・ 3)の指定を考慮します。
【注意】
※1 『長期柱軸力に使用する積載荷重』として「ラーメン用」、「地震用(省略値)」のいずれかを指定できますが、積載荷重を「ラーメン用」とした場合も1)、2)、3)の低減係数を考慮します。
※2 『診断で無視した部材が負担する建築重量の考慮』で「考慮しない」を指定した場合
診断階が支える建物総重量(「 3):G+P+α3・S」)から[耐震診断に考慮しない柱・壁・ブレース]が指定された部材の各部材の負担軸力(「1):G+P+α2・S」)を差し引きます。このとき、「1):G+P+α2・S]のP:積載荷重には『長期柱軸力に使用する積載荷重』の指定を考慮します。
【操作】
『積雪荷重』
[構造計算共通条件]→[建物重量・荷重]→[積雪荷重] より指定できます。
『耐震診断計算条件』
メニュー[耐震診断]→[計算条件]→[耐震診断計算条件]→〔共通(モデル化・終局強度)〕タブ
・長期柱軸力に使用する積載荷重
・診断で無視した部材が負担する建築重量の考慮