画像挿入した画像を印刷すると、縦横の線が入る [文書番号 : DRA00810]

概要
画像挿入した画像を印刷プレビューや印刷すると、縦横の線が入る場合の対処方法について説明しています。
原因
データの中で下記の設定がされている場合、

  • 半透明の画像
  • 半透明の塗りつぶし
  • アルファ合成の画像
  • マスクカラー合成の画像

    そのままでは印刷できないため、印刷プレビューと印刷時に画像をブロックに分けて画像に変換します。
    その際、決まったサイズに分割して変換していくため、境目が白い線のようになって見える事があります。

  • 対処方法
    【DRA-CAD15シリーズまで】

    「環境設定」コマンド[印刷]タブにある【半透明時の設定:】の『BMPサイズ』を大きい値、
    または小さい値に変更して印刷プレビューをお試しください。

    初期値は1024ドットですので、1/10の値に設定し、印刷プレビューと印刷をお試しください。
    小さな値に調整しても改善されないようなら、その10倍のような大きな値にしてみてください。



    用紙サイズと同じか、用紙より大きなサイズで変換されれば白い線は出なくなります。
    ただし、印刷プレビューの表示速度や印刷速度が遅くなりますのでご注意ください。

    上記をお試しいただいても改善されない場合は、「図形のプロパティ」コマンドで画像や塗りつぶしを選択し、透明度を0%に変更します。
    また、「アルファ合成」や「マスクカラー合成」のチェックがONの場合はOFFにしてください。

    対処方法
    【DRA-CAD16シリーズから】

    DRA-CAD16シリーズから、「環境設定」コマンド[印刷]タブの【半透明印刷時の設定:】に、『図面全体を画像として印刷』のチェック項目が追加されました。
    チェックOFFの時は、図面全体を画像として印刷せず、半透明塗りつぶしが含まれる矩形範囲だけを画像として配置、印刷します。



    チェックOFFの状態の時は、自動的に
  • 最大解像度:プリンタの解像度
  • BMPサイズ:半透明で描画される範囲
    になります。

    ただし、下記の条件にあてはまる場合には、『図面全体を画像として印刷』のチェックOFFでも、図面全体を画像として印刷するようになっています。

    ・影やぼかしのある画像や、半透明のグラデーションハッチがある場合
    ・配置された半透明塗り図形や画像が100個以上ある場合
    ・オーバーレイやシンボルに半透明塗りつぶしが存在する場合

    チェックOFFでも画像に白い線が出る時や、上の条件に当てはまる時は、『図面全体を画像として印刷』のチェックをONにしてから、【半透明時の設定:】の『BMPサイズ』を変更して印刷プレビューをお試しください。

  • 関連文書
    DRA00794 半透明の塗りつぶしがあると印刷やPDF変換時に線や文字がぼやける 



    文書情報

    製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2020-05-19
    バージョン: DRA-CAD[All],
    文書番号: DRA00810
    分類:


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